真昼の悪魔の原作ネタバレ!(遠藤周作)結末を読んだ人の感想

2017年2月4日

大人の土ドラの2017年冬の新作ドラマ「真昼の悪魔」(東海テレビ制作フジテレビ系)。

田中麗奈さん演じる女医が怖いと評判のドラマですが、

ユースケ・サンタマリアさんが怖いと話題になった「火の粉」のスタッフや一部出演者が再集結して制作されるということで話題ですね。

火の粉のように不気味なサスペンスドラマになることが期待されています。

 

今回はそんなドラマ「真昼の悪魔」の原作のネタバレ(あらすじ)や結末をご紹介していきます!

 

 

 

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原作は遠藤周作さんの「真昼の悪魔」という小説で1980年に発売されたものです。

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遠藤さんは1955年に「白い人」で芥川賞を受賞した小説家で、

1966年に出した「沈黙」は2016年にアメリカで実写化映画が公開されました。

 

今回はそんな遠藤周作さんの小説「真昼の悪魔」のあらすじをネタバレしていきます。

 

真昼の悪魔のキャスト

真昼の悪魔の原作ネタバレをしていく前に、

主要登場人物とそのキャストをご紹介していきます。

 

 

大河内葉子(田中麗奈)

患者想いで仕事もできる美人女医。

しかし良いことや悪いことなどどんなことをしても何も感じない悪魔のような裏の顔を持つ。

 

難波聖人(中村蒼)

結核を患い入院する大学生。

ドラマでは作家志望の青年という設定になっています。

 

芳賀明善(篠原篤)

父親が入院しており見舞いでよく病院を訪れる。

(芳賀:はが)

不可解な噂を調べる難波に協力する。

ドラマでは病院の清掃員という設定になっています。

 

神父(伊武 雅刀)

教会の神父。

上智大学の聖職者であり葉子を救おうとする。

 

大塚光(大倉孝二)

銀座にある有名時計店の御曹司。

葉子に想いを寄せる。

ドラマでは有名ホテルグループの御曹司という設定になっています。

 

 

その他のドラマのキャストは→真昼の悪魔のドラマのキャストまとめ

上記の登場人物らで、病院を舞台に物語が繰り広げられます。

真昼の悪魔のロケ地!病院や教会など撮影場所まとめ!

 

真昼の悪魔の原作ネタバレ

 

人の心にひそむ悪魔

 

大学生の難波は結核である女子医大の附属病院に入院することになった。

その病院には女医が4人いた。

そのうちの1人大河内葉子は容姿端麗で患者のことを第一に考える人物で、難波は葉子のことを慕っていた。

 

しかしそんな評判の良い葉子には裏の顔があった。

人間らしい感情が欠落しているのである。

冷徹で悪い行いをしても全く心に痛みを感じることがない女性なのだ。

 

そんな葉子は自分が異常なのかと教会の神父のもとを訪れた懺悔したことがある。

 

葉子は残虐非道なこと行いをしても全く罪悪感も何も感じない。

そんな自分は異常なのか、そんな問いに神父は心の中に悪魔が入り込んでいるのだと答える。

 

悪魔は映画「エクソシスト」に出てくるようなものではなく、

埃のように人間の心に積もり積もっていくものだという。

そして心に悪魔が入り込んだ人間は人を愛する想いをなくし、何も感じなくなってしまうという。

 

しかし葉子には神父の言葉が理解できず、教会をあとにした…

 

 

葉子の“悪”の行為

 

葉子の愛読書の一つに高校のころ読んだドストエフスキーの「悪霊」がある。

その内容はこうである。

主人公は少女をおそい、その後少女は自ら命を絶った。

そして主人公はその様子を隣の部屋で見ていた。

 

これを読んだ葉子はその主人公は人間らしい心を取り戻すため悪の行為を行い自分が罪悪感を抱くのか試したのではと感じた。

そしてその主人公を自分と重ね、同じように“悪”の行為をしようと考えた。

 

病院の研究室にいるネズミを息絶えるまで握りしめた。

しかし葉子は後悔という感情は生まれずがっかりする。

 

そして葉子はこう考えた。

もっと残虐な“悪”の行為をすれば変われるのではないかと…

 

 

病院には知的障害のある子供が入院しており、

葉子は純粋な心を持つ子供ならば最大の“悪”の行為ができるのではないかと考えた。

 

ある日葉子は子供を連れ出し、

実験用のネズミを溺れさせ動かなくなるまで見させた。

 

それ行為に興味を持った子供は同じ知的障害の子供を病院にある池に突き落とした。

 

その光景を見た葉子はやはり何も感じることはなく、

その後も患者の点滴の中身をすり替えるなど“悪”の行為を行っていくも結果は同じだった。

 

 

再び教会の神父のもとを訪れ懺悔した。

そんな葉子に人を愛しなさいという。

 

しかし葉子は人を愛する感情を知らなかった。

容姿が良いため言い寄ってくる男も過去にはいたし、

関係をもったこともあるが何も感じなかった。

 

そんな折、銀座にある有名時計店の御曹司で資産家の大塚光と出会う。

積極的なアプローチをしてくる大塚にうんざりする葉子であったが、

大塚にみじめな思いをさせたり痛めつけたり、大塚の反応を楽しんだ。

 

そんな対応をとっても自分のことを想う大塚に、

葉子は自分が行った悪事を告げた。

 

しかし大塚は恐怖を感じるもさらに葉子の虜へとなっていた…

 

 

病院内でおこる不審な事件

 

順調に治療を続ける中、難波はある噂を耳にする。

 

それは難波が寝ているベッドを以前使っていた患者が、完治していないにもかかわらず

病院を逃げ出すように退院していったというのである。

 

逃げ出すように、しかも自分が使っているベッドの前の患者ということで不可解に思った難波は、

同じく入院している芳賀とともにその噂について調べることにする。

そして芳賀はその噂の患者の家族に話を聞くことが出来た。

 

その話はこうだった。

その患者がこの病院で何者かに催眠術をかけられ辱めを受け、

患者はそのことを主張しても相手にされずノイローゼ扱いされた。

そして最終的には精神病棟に送られ、病院を逃げ出したのである。

また、女の笑い声を聞いたとも言っていた…

 

この話を聞いた難波と芳賀は、

医師は皆学生時代に催眠術を教わるという情報から

その患者に催眠術をかけたのは医師であり、かつ女医であるという結論に至った。

 

 

また、最近病院内では不審な事件が起きていた。

 

・入院していた女の子が病院の池に落とされ溺れそうになった。

・点滴に使用する薬を間違えた。

 

この一連の事件もその犯人である女医の犯行であると推測した。

 

 

犯人の女医を探すべく、難波と芳賀は病院の女医たちに

一連の事件の犯人が誰か知っているとカマをかけ反応を見ていった。

 

すると難波の薬が下剤とすり替えられる事件が発生した。

難波は病院内に犯人がいると主張するも以前の患者のようにノイローゼ扱いされ

精神病棟へ移されることになる。

 

もちろん難波はノイローゼではないと主張し、

芳賀に証言を頼むも「何を言っているのかわからない」と芳賀は新らないふりをするのだった…

 

 

難波の退院

 

精神的にも追い詰められた難波は伝手を頼り神父(葉子が訪ねた神父と同一人物)に身元引受人となってもらい退院をすることになった。

 

そして神父は芳賀に会い、なぜ難波を裏切ったのか問い詰めた。

最初は真犯人を探すためと言っていた芳賀であったが、

次第に本性を出し、不気味な笑みを浮かべながら「そうでも言わないと退屈じゃないですかぁぁ!」と言い放った。

また、芳賀は一連の事件の犯人である女医が自分と似ていると、そしてその女医の中に私が棲んでいるという。

そんな芳賀を見て神父は悪魔の存在を感じるのであった、…

 

その後神父は病院で葉子と会い、一連の事件の犯人が葉子であることを知り落胆するも、

葉子のために祈り続けると告げ病院をあとにした。

 

 

葉子のその後

 

葉子は大塚と結婚することになった。

しかしもちろん葉子の中には大塚への愛情はない。

自分の悪の行為を知っても変わらず愛してくる大塚なら

自分が奥の行為をしても何も言わないだろうとそんな理由であった。

 

葉子は披露宴で招待客に偽りの笑顔で接していた。

しかしそんな招待客の中にある人物を見つけると、大きく目を見開き一瞬震える葉子。

 

葉子の見つけた人物は芳賀だった。

 

芳賀の顔は化粧をしたかのようなほどの白さで、

不気味に笑うその唇は真っ赤であった…

 

 

一方病院では難波が使用していたベッドに新たな患者が入院していた。

その男は同じ部屋の患者から

前の患者(難波)も同じ病気だったことを知る。

その患者は完治して退院したのかと問うと、無言で首を振った。

 

疑問に感じた男性はその患者に尋ねた。

 

「何故退院したのですか?」

 

 

 

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真昼の悪魔の感想

 

今回のドラマでははじめから大河内葉子という名前が出ているので犯人の女医を葉子と表記しましたが、

小説では結婚式まで“女医”と表現されています。

 

 

真昼の悪魔ですが、一番気になるのは芳賀ではないでしょうか?

 

芳賀に対する解釈は二通りあって、

ひとつは彼が女医のことを「同種族」と言っているように心に悪魔が棲みついた人物であるということす。

しかし葉子と芳賀が違うところは、葉子はいろいろ試行錯誤して心を動かそうとしているのに対し、

芳賀の場合はただ退屈だからという理由で行動しているところです。

そして結婚式で葉子が芳賀を見て震えたのは、

自分よりもさらに悪魔に棲みつかれている姿を見たからのではという解釈があります。

 

もうひとつは葉子の心に棲みつく悪魔を表したものであり、

さらに葉子の心に悪魔が棲みついてしまっているという解釈です。

 

 

そして悪魔を埃のようにひそかにたまっていくものという表現は読者にも評判のようで、

自分から悪魔を追い出すために悪の行為を行っていく葉子が恐ろしいという感想が多いです。

何も感じなかったり無気力だったりその姿は現代人にもあてはまり、なおさら不気味に感じるのでしょう。

 

 

ドラマでははじめから心に悪魔が棲みつく女医が葉子であることがわかっているので、

オリジナル要素が強いことが予想されます。

キャストの項目でも説明したように人物設定が多少異なったりしていますからね。

しかし、きっと怖い!という感想が一番なのは確かでしょう。

 

それでは真昼の悪魔のドラマの放送をお楽しみに!

ドラマを見逃した方は→真昼の悪魔の再放送や見逃し配信!

 

 

 

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